自民党対外経済協力特別委員会委員長として、2006年4月28日より5月3日まで、カンボジア、ラオス両国を訪問し、ＯＤＡの現場を視察してまいりました。

カンボジアでは、無償資金協力のプン・プレック浄水場や医療技術学校、技術協力案件の日本カンボジア人材開発センター、草の根・人間の安全保障無償資金協力であるカンボジア地雷対策センター等を視察しました。また現地で農村開発、教育支援、職業訓練などに活躍されているＮＧＯの方々からも貴重なお話を伺うことができました。

ラオスでは、ブンニャン首相、トンルン副首相、ソムサワート副首相と面談いたしました。昨年は、日本ラオス外交関係樹立５０周年の節目の年でもあり、両国の伝統的な友好関係がさらに深まっています。わが国はＡＳＥＡＮとの関係を重視しているとともに、ラオスの安定が地域の安定にとって重要であると考えていること等を申し上げました。さらに、円借款事業のナムグムダム水力発電事業、技術協力のラオス人材協力センター等を視察するとともに、ＯＤＡタスクフォースや青年海外協力隊の方々と懇談させていただきました。

日本のＯＤＡの現況に触れるとともに、援助活動の最前線に立つ方々よりご意見を伺うことができ、大変有意義な視察となりました。今後の戦略的、効率的なＯＤＡ改革につなげてまいりたいと存じます。