活動報告

【対談】政治の閉塞感をいかに打破するか

PHP研究所 常務取締役 永久寿夫さんと対談しました。

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~抜粋~

■永久寿夫さん

次々と総理が替わり、政権交代で安定するかと思いきや、1年も経ずにまた替わる。政策面でやるべきことは誰が見てもある程度同じなのに、何もできていないと閉塞感を感じる

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■伊藤

自民党は派閥が競合する中で、人を育て、権力を維持し、官僚を使って政策を実行していく能力を作り上げてきたのですが、いま行なうべき改革を実行するには派閥の談合や調整といった旧来のやり方では難しくなってきた。改革の実現には強いリーダーシップが必要で、それを支えるためにはトップリーダーの下に権限を集めなくてはならない。そうしてできたのが小泉政権なのです。しかし、このガバナンスのあり方を定着させる前に退陣したため、また昔のような調整型の政治に戻ってしまいました。

一方の民主党は、単に政権を批判していればよい野党から、与党としての政権運営や政策実行の能力が試されているわけですが、残念ながら、この一年間に十分に学習したとは言えません。与野党ともにガバナンスについてもう少し突き詰めて議論し、足らざる部分を補強していく努力が必要だと思います。その努力を怠って表層的にスローガンやキャッチフレーズを言い合うだけでは、改革は何も進まない。総理が交代すれば、政策はまた一からやり直しです。