活動報告

成長戦略の主役は中小企業だ

成長戦略の主役は、地域経済を支える中小企業・小規模事業者です。

アベノミクスは、一部の大企業のためにあるのではありません。

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政府の成長戦略等を議論する会議のメンバーは、大企業や団体の代表が中心です。一部の方々の興味分野だけでは、真の意味の成長戦略にならないのではないか。こうした問題意識に立ち、私が会長をつとめる自民党中小企業・小規模事業政策調査会では、ヒアリングを重ねてきました。企業規模は小さくとも、自主独立の気概を保ち、自ら創意工夫を凝らして様々な経営課題に果敢に挑戦する企業経営者から、「生の声」を伺ってきました。

政治は、地域経済を担う気概に満ちた意欲ある中小企業・小規模事業者の背中を押し、その情熱に応えるものでなくてはなりません。彼らの底力を引き出し、その力を結集して、地域から日本の元気を取り戻す。そのため、調査会では具体的な15の提言をまとめ、成長戦略に反映するよう政府に求め、5月29日には直接、安倍総理に申し入れました。

成長戦略とは、市場や競争環境を踏まえて、成功するための要因と現実とのギャップを明確化し、それを埋めていく道筋を示すことです。そして、描いた戦略を着実に進めるには、オール・ジャパンの取り組みが不可欠です。地域の特性やチャレンジが生かされ、地域で知恵を出して、日本全体が元気になっていく道筋をつくりたい。そのための枠組みも提言に入れました。

あえて現場の声を集めたこの提言は、政府の成長戦略にほとんどすべて取り入れられました。

安倍総理の英断によるものです。

党は抵抗勢力ではありません。むしろ現場の視点から政策を刷新し、実効性の高い姿にブラッシュアップする。そうした機能を今後も果たしてまいります。