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■2008/05/21 voicenet ミニ 5月21日号

・年金改革の試算を提示

少子高齢化で年金財政が厳しさを増す中、社会保険庁のずさんな行政への不信や、未納・未加入問題への対応の必要性などから公的年金制度を巡って、各方面から様々な改革案が提案されています。そこで、これらの提案を念頭において、客観的・中立的に複数の試算を行い、 5月19日、私が総理補佐官として担当している社会保障国民会議の所得確保・保障分科会で公表しました。今回、年金制度に関わる専門家の協力を得て、試算前提やデータを公開しつつ、再検証可能な形で試算を行って結果を示すことができたのは、一つの成果ではないかと考えています。

民主党は基礎年金を全額税に切り替える案を主張されていますが、その詳細が明らかになっていません。民主党をはじめ野党の方々にもより具体的な考えを明らかにしていただき、公的年金制度に対する国民の信頼を確保していくことが必要だと思っています。

この試算結果が、今後の議論の共通の土俵として出来るだけ幅広く共有され、公的年金制度の改革につながるよう努めてまいります。
2008年5月

 

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