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国会活動報告 【4月】

活力ある金融システムの構築

今月から、「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム」を開始いたします。
本プログラムは、平成17年度及び18年度の2年間を「重点強化期間」としております。

◆平成15~16年度の改善点◆
「重点強化期間」に先立つ平成15~16年度は、「集中改善期間」と位置付けられていました。本期間を通じて、地域密着型金融機能は着実に強化され、以下の改善を達成いたしました。・正常先を除く支援を行った債務者の24.5%(約18,000先)が業務改善

・地域金融機関の約90%が担保・保証に頼り過ぎない融資を推進

・債務を流動化する手法を活用した事業再生事例が増加

◆旧プログラムに対する評価◆

金融庁の行った利用者アンケートの結果などによると、プログラムの取組みに対する借り手の受け止め方はプログラム実施前よりも改善しており、中小企業から見た金融機関の貸し出し態度も改善されたとする傾向にあります。また、不良債権比率は全体として低下傾向にあり、旧プログラムの取り組みについては、一定の評価を得られました。

◆新プログラムの内容◆

しかし、旧プログラム実施期間では不十分な点があったことも事実です。それをふまえ、新プログラムで は地域密着型金融の一層の推進を図るべく、以下の3つの柱に重点を置きます。
①事業再生・中小企業金融の円滑化
②経営力の強化
③地域利用者の利便性向上
これらにつき、各金融機関は半期毎に進捗状況を公表することになります。また、平成17年8月末まで に、各地域の特性等を踏まえた個性的な「地域密着型金融推進計画」を策定して公表することになります。
以上3つの柱に則った具体的な各取組みを実施することにより、各地域及び各金融機関の特性・規模 等を踏まえた「選択と集中」を図ることで、金融システムの一層の安定化と強化を行います。国民の皆様 方の金融システムに対する一層のご信頼と期待を賜れますよう、これからも全力を尽くしてまいります。


 

『国会活動報告 【4月】(pdf)』

 

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