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国会活動報告 【6月】

骨太の方針2004

「経済財政運営の基本方針2004(骨太の方針)が、6月4日閣議決定されました。この基本方針は、経済財政諮問会議が当面の経済財政政策の枠組みを示し、次年度の予算の方向を定めるとともに、構造改革を進めるための重点政策を打ち出すものです。

まず、平成16年度は「集中調整期間」の仕上げの年として、不良債権問題を終結させると同時に、早期のデフレ克服を目指し、バブル崩壊後の負の遺産からの脱却に目途をつけてまいります。また、地域再生や雇用問題への取組みを重点的に講じることとしています。

平成17年度および18年度の2年間を、「重点強化期間」と位置づけ、新たな成長基盤の重点強化をはかるべく、5つの改革を柱としています。

1.「官から民へ」「国から地方へ」の徹底。郵政民営化、大胆な規制改革、三位一体の改革

2.政府部門の本格的な改革。国民に理解される予算への改革、特別会計改革、行政改革の徹底

3.民間の成長力を強化するための改革。「日本経済21世紀ビジョン」の策定

4.「人間力」の抜本的強化。雇用関連事業の整理統合と民間開放、教育現場の活性化

5.「持続的な安全・安心」の確立。社会保障制度の総合的な改革 

私は、政府と与党の橋渡し役として、竹中平蔵大臣をサポートし、各方面からの意見を成案にまとめるべく奔走してまいりました。集中調整期間から重点強化期間への移行期に構造改革をどういう道筋で進めていくのかを示す、極めて重要な経済財政運営の基本方針を打ち出すことができたのではないかと考えております。今後、この「骨太2004」に沿ってしっかり平成17年度の予算を具体化し、また構造改革を一層加速、強化してまいります。

全文は、→ http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2004/040604kaikaku.pdf 

2004年6月


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