活動報告

小坂憲次先生を悼む

10月21日、小坂憲次先生が帰らぬ人となりました。
がんを克服され、また親しくご指導を得たいと願っていた矢先、突然の訃報に、いまだ信じられず呆然とする思いです。

小坂先生は15歳年少の私をいつも弟のように可愛がってくださいました。
初当選の生意気盛りの私に対して、「政治を良くしたいと志す者がどんどん国政に挑戦し、前向きな政策論争ができる環境を実現しなければならない。自分のような世襲議員しか政治家になれないのはおかしいんだ」と熱く語っておられた姿が今も脳裏に焼き付いています。
語学が堪能で、身のこなしもスマートな先生は、グローバルな視野を持つ真の国際人でいらっしゃいました。欧米への海外視察などへよくお供し、交渉の手本を学ばせていただいたものです。
私が自民党の中で、政務次官から副大臣、大臣へと歩む道を拓いてくださったのも小坂先生でした。落選中の私を励まし、再起をかけた選挙では調布駅前で大演説をしてくださいました。
私にとって、本当に恩のあるかけがえのない先輩でした。

日本の政治に残された仕事は、先生の薫陶を受けてきた自分たちが力を合わせ、精一杯つとめてまいります。
どうか今はゆっくりお休みください。