活動報告

『総理官邸の真実』を出版しました

6月4日にPHP研究所から『総理官邸の真実 小沢民主党の闘い』を出版しました。

この本の中で、私自身が総理大臣補佐官をつとめた福田政権を題材に、金融危機前夜の対応と同時に社会保障制度改革に取り組んだ経験や、衆参のねじれ国会で苦悩した実像を描いています。そして、総理にあてたいくつかのメモをはじめて公開して、今日にもつながる政策課題について論じています。

与党が参院選で過半数を失えば、福田政権が苦しんだ衆参ねじれの状況に追い込まれます。その後、大連立になるのか、新党が参加した新しい連立の枠組みに組み替えられるのか、次期総選挙に向けて政界再編が起きるのか。いずれにしても、日本の政党政治は流動化することになるでしょう。

そのときに単なる政治家や政党の数合わせに終わらないために、今、日本が直面する政策的な課題と、政権の統治能力、政治主導、官邸主導のあり方について論じました。
執筆は、取り組んできた仕事をじっくり振り返る良い機会ともなりました。これまでいかに多くの方々にお世話になり、支えていただいてきたかを改めて感じました。心から皆様に感謝申し上げます。

ご高覧いただければ幸いです。