活動報告

日本力強化宣言

●成長と福祉が両立する日本へ

米国発の金融危機と景気後退が、世界を覆っています。日本に目を向ければ、少子高齢化が類を見ないスピードで進行しています。向かい風に立ちすくむ日本の前にあるのは、二本のわかれ道です。一方の道の先には衰退が、もう一方には活力ある国が待ち受けています。

いま与野党ともに耳障りのいいバラマキ政策を競い合っています。バラマキでは日本の競争力や活力は育ちません。私たちは活力ある国づくりへの道を歩まなければなりません。そのカギは、成長と福祉の両立にあります。格差のない成長を実現するために、社会保障制度を改革しなければなりません。同時に、日本のすばらしい技術力と日本人一人ひとりの潜在力、これら成長の芽を丹念に育て、最大限にひきだす仕組みも必要です。そして地域の活力を再生するためにも、効率的で透明性の高い分権型社会が必要なのです。だからこそ今、経済社会の構造改革を進めなくてはなりません。

●改革の初心を忘れない

中国の古典に「流水腐らず」という言葉があります。「流れる水が腐らないのは動いているからだ」という意味です。「改革」を忘れた政治もやがて腐ってしまうでしょう。私は国会議員に初当選してから16年間、常に「改革」を信念に古い政治と闘ってきました。金融再生、郵政民営化、財政の構造改革。どれも困難な課題でしたが、改革をやりぬいてきました。

私は、役人出身でも、組合出身でもありません。地盤を受け継いだ二世、三世議員でもありません。古い政治のしがらみにとらわれず、大胆なメスを入れることができるのは、みなさんの中から、市民の代表として国会へ送っていただいているからです。

●改革の意思と推進力

日本力を強化する具体的な処方箋はできています。今、必要なのは、政治における改革の意思と推進力です。私は、これまでの経験を生かしてこの難局に挑戦し、活力と誇りある日本への道を切り拓いていきます。

これが伊藤達也の「日本力強化宣言」です。