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■2012/03/20 『情熱と構想力と実行力で、日本の再生を実現する。』2012年3月号

■情熱と構想力と実行力で、日本の再生を実現する。
東日本大震災から1年が経ちました。しかし復旧・復興は思うように進んでいません。政治は決断から逃げ、行政は既得権益や縦割りに縛られ、復興の障害となっています。(本文へ)■活動報告
■座談会・講演の模様

■情熱と構想力と実行力で、日本の再生を実現する。東日本大震災から1年が経ちました。しかし復旧・復興は思うように進んでいません。政治は決断から逃げ、行政は既得権益や縦割りに縛られ、復興の障害となっています。
被災地から日本全体の再生が求められているなかで、野田政権が命運をかけて取り組むのは「社会保障・税一体改革」です。もちろん社会保障も財政再建も大きな課題です。ただ、この「一体改革」は、社会保障を口実にして、政権交代後のバラマキの後始末を国民に埋めさせるものに過ぎません。
政府は、毎年社会保障費が1兆円ずつ増えると増税を説きます。ところが、政権交代から3年間で、歳出は社会保障増分どころか15兆円にも水膨れし、一方で税収は10兆円も落ちました。つまり25兆円分、この3年で財政は厳しい状況に陥ったのです。
こうした構造を放置したまま増税しても、社会保障はほとんど良くなりません。バケツに穴が空いているので、財政再建にもつながらない。
そしてさらにデフレ圧力がかかり景気が失速、想定する税収も上がらない。1997年の橋本増税と同じような状況になってしまうのかということを大変心配しています。このような経済運営を続けていれば、さらなる増税が求められ、重税国家への道を歩むことになります。
今はまず、景気を立て直さなければなりません。当然バラマキをやめることです。そして、社会保障について、少子高齢化を乗り越えていけるような日本の新しい社会保障の姿を与野党がテーブルの上に示し、答えを出していくことが必要です。自民党は3年前にその全体像を示しています。
過去の延長線上ではなく、ゼロベースから日本を立て直し、もう一度日本の誇りと活力を取り戻していきたい。だれよりも情熱を持って、構想力を持って、実行力を持って、日本の再生に尽くす所存です。厳しくご指導賜りご支援賜りますことを心からお願い申し上げます。

 

 

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