VOICE NET

■2008/06/11 voicenet ミニ 6月11日号

・高齢者を支える仕組みを再構築する

総理補佐官として社会保障国民会議を担当し、安心して暮らせる持続可能な社会保障制度のグランドデザインを描くための検討を、精力的に進めているところです。急速な少子高齢化が進展する中で、高齢者の生活をサポートする仕組みの充実は、大変重要な課題です。
介護の現場に従事する方々が、様々な課題に直面していることは承知しています。先日も、都内のグループホームにお伺いし、生のご意見を伺いましたが、介護の現場における、「人材確保の難しさ」、「医療との連携の強化」、「街づくりの視点の重要性」など、現在抱える課題の複雑さと早急な対応の必要性を改めて認識しました。
総理からも、高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、医療・介護の壁を超えたサポート体制を構築するよう、ご指示を受けているところです。
高齢者の生活サポートに当たる方々が、やりがいを持って取り組める環境づくりを進めるにはどうすればよいのか、そして、それを支えるサポート体制はいかにあるべきか、医療と介護の連携、地域コミュニティーの再構築を含め、高齢者に優しい街づくりという観点から、考えなければならないと思います。

 

voicenet ミニ 6月号 .pdf