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国会活動報告 【2月】

円滑な中小企業金融のために

~みなさまの声を政策に変えています~

景気に少し明るい兆しが出てきました。しかしながら地方や中小企業にはまだその実感を十分感じられないという声も強くあります。したがって、構造改革を加速し、特に地方や日本経済を支える中小企業に改革の光を当てていくことが、非常に重要なことだと考えています。政府は、規制改革にもとづく構造改革特区の活用を推進すると同時に、さらに使い勝手のよい地域再生プログラムを決定したところです。地域の自主性を尊重しつつ、地域も含めた構造改革を進めてまいります。また、金融庁では、中小企業の再生に資する金融機能を強化していくために、2月26日金融検査マニュアル中小企業融資編を改訂致しました。政策を総動員して、しっかり取り組んでまいります。

金融検査マニュアルは、金融庁が金融機関の健全性を検査するための指針となるものです。これに対し、「中小企業融資の実態に沿っていない」、「マニュアルを口実にした貸し渋りや貸しはがしが行われている」などのご指摘を、中小企業経営者をはじめ各方面より伺っておりました。

そこで、金融庁として約4000の関係者にアンケート等を実施するとともに、幅広い地方の中小企業や地域金融機関にヒアリングを行い、いただいたご意見を反映させた検査マニュアル中小企業融資編へ改訂いたしました。中小・零細企業の経営実態に即したよりきめ細かな金融検査を行い、企業の再生に向けた金融機関の積極的な取組みを検査において評価するために、様々な具体的な工夫や運用の改善を図っています。

具体的には、まず金融機関が融資先企業と密接な対話をしているかどうかを重視しています。より積極的な意味で融資先企業とのかかわり合いを真摯に果たしている金融機関については、その金融機関の融資先企業に対する評価を尊重すること等を明示しました。また、金融機関が中小企業の経営改善計画の一環として、貸出金を資本金劣後ローンに転換している場合、当該劣後ローンを資本とみなすことができることとしたほか、検査結果が良好な金融機関については、検査を省略できる債務者の基準を引き上げることができることといたしました。

中小企業が元気になり、地域が活性化してこそ、日本経済の再生があります。現場の方々の声を国政に反映させていくことが私の使命と思い、皆さまのご指導のもと、山積する課題に真摯に取り組んでまいります。

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『国会活動報告 【2月】(pdf)』

 

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