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■2008/06/19 voicenet ミニ 6月19日号

・都市農業の振興をはかる

この1年、産地や賞味期限の偽装表示などが相次いで発覚し、「食の安全・安心」に対する国民の関心はこれまでになく高まりました。特に、中国製冷凍ギョウザ中毒事件をきっかけに、国産の農産物の需要が伸びており、生産者の顔が見え、安心して口にできる地域の食材があらためて評価されています。

都市農業は、大消費地へ新鮮で安全な農産物を供給する基地として、大変重要な役割を果たしています。さらに、都市の緑や景観の維持、農業体験の場や防災空間の提供、ヒートアイランド現象の緩和等、都市農業は、多面的な機能を有しているといえます。しかしながら、大都市圏では、農地や農家が減少し、担い手の高齢化が急速に進んでいます。

そこで、都市部における農業の振興、農地の保全、市民農園等を通じた地域住民との交流、緑あふれる良好な住環境の確保といった政策課題について研究し、都市農業を日本農業の重要な柱として確立していくために、3年前、自民党に都市農業研究会が発足し、私も参加いたしました。

多くの都市農地が将来にわたって引き継がれ、食の安全が確保できるよう、実際に農業を営まれている方、消費者の方などから丁寧にご意見を伺い、政策提言を行ってまいりたいと思います。

体験農園の普及へ
○ 都市住民のニーズ等を踏まえ、体験農園の全国的な普及や都市農地保全のためのモデル的取組を支援。
○ 市民農園整備や農産物直売所の整備など、都市農業の振興に必要な施設等の整備を支援。

広域連携共生・対流等対策交付金【非公共】 ~平成20年度拡充~    973(800)百万円の内数

自由民主党「都市農業研究会」概要

設立年月 平成17年3月29日

設立目的 「都市部における農業の振興、農地の保全、市民農園
等を通じた地域住民との交流、緑あふれる良好な住環
境の確保といった政策課題について研究し、都市農業
を日本農業の重要な柱として確立してい」くこと

研究課題 都市農業の振興、 農地の保全、 農業教育
緑あふれる良好な住環境の確保、地域住民との交流、

これまでの活動 JAグループとの意見交換会
視察 農業体験農園「緑と農の体験塾」(練馬区)
視察 小規模農地、地産地消のJAマーケット(静岡市)