活動報告

スポーツの町フォスターシティ

地方創生の米国の先進事例を視察するため、9月21日から3泊5日の日程で訪米しています。 まず、全米くらしやすい街トップ10に選ばれた(フォーブス誌、2009)フォスターシティを訪ねました。カリフォルニア州サンマテオ郡サンフランシスコベイエリアに位置する人口3万ほどの小さな街です。 くらしやすさの秘訣は、治安の良さ(全米8位)、市内をラグーンが流れるベネチアのような美しい街並み、子育て教育環境の良さがあるのでしょう。また、世界2位の製薬会社ギリアード社(今年6月にはC型肝炎の治療薬を開発。抗インフルエンザ薬タミフルも開発)、隣町との境にIT企業オラクル社をはじめ、IT・バイオ関係企業が多く集積しています。

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(サンフランシスコジャイアンツの旗を掲げ、水辺のテラスで観戦ランチ)

特に野球やサッカーを中心としたスポーツが非常に盛んな街です。市内に7つの野球場(それも、大きさを変えた年齢別にグラウンド!上の写真は大人、10代使用禁止7-9才用グラウンド)と4つのサッカー場(写真は女子サッカーの試合)があります。

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これを支える市政は、市長を含めた市議会議員が5名。警察、消防を含めた市役所職員は200名足らず。シティマネージャー制度を採用しており、市の財政は極めて健全です。自慢の人工芝グラウンドも市がお金を出しているのではなく、企業から市が得た税のようなものを充てており、水の節約にもなっているとのことでした。この背景には、住んでいる街をみんなでよくしていこうというコミュニティの意識の高さがあると感じました。この日は、市のサッカー協会の資金調達のため、多くの親子連れがイベントを開催していました。

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(議場で、左から、シティマネージャー、市長、市議会議員)