活動報告

総合型地域スポーツクラブ・ベッセルスポーツクラブ創立記念日

4月10日は、三鷹市の総合型地域スポーツクラブである「ベッセルスポーツクラブ」の創立記念日です。今年で37年目を迎えました。会友として、創立記念日の席に参加させていただきました。

総合型地域スポーツクラブとは、子供から高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブのことです。

スポーツ庁が総合型地域スポーツクラブの育成を始める10年以上前から、ベッセルスポーツクラブは三鷹市で活動をしていました。そのため、先進事例として全国から注目されており、狛江市をはじめ、他の自治体においても「総合型地域スポーツクラブ」が次々と後を追って誕生しています。こうした長年にわたる地域でのスポーツ振興に対し、河井恵美会長は、文部科学大臣より令和2年度生涯スポーツ功労者表彰を受章されました。この表彰は、地域におけるスポーツの健全な普及及び発展に貢献した方に贈られるものです。

2016年、リオで開催されたパラリンピック大会で、国際パラリンピック委員会のクレーブン会長(当時)とお話しする機会がありました。自身も車いすバスケットボールの選手だったクレーブン氏は、ルールを守ること、生涯の友をつくること、コミュニケーション能力を身につけること、チームワークを楽しむこと、健康であることなど、スポーツを通じて大切なスキルが獲得できると、スポーツの意義を熱く語っておられました。

新型コロナで、ステイホームが求められ、ともすると家に閉じこりがちになります。しかし、心身の健康を維持していくためにも、食事や休息と同じように、運動を行うことが大切です。

ベッセルスポーツクラブの魅力は、どんな年齢でも、誰でも、長く楽しめるスポーツ活動を続けることで、地域の中で人と人との交流を深め、生涯の友人や仲間づくりができる点だと、会友として感じています。新型コロナで交流や接触が制限される今だからこそ、一層、地域で必要とされる存在です。今後益々の発展を祈念しています。