多摩川流域では、令和元年台風19号で大きな水害が発生しました。災害復旧と浸水被害軽減のため「多摩川緊急治水対策プロジェクト」を国、都県、市区が連携して実施しています。来年度はこのプロジェクトの最終年度となります。
堤防整備や堰の改築事業と合わせ、多摩川の水位を低下させるため、川底を掘って、水が流れる面積を広くする「河道掘削」事業を進めてきました。河道掘削事業については、狛江市部分は100%終了していますが、調布市部分は50%が残っています。調布市部分の掘削箇所は範囲も広く量も多くため、水中ブルドーザーやバックホー浚渫船を活用します。これら事業を進めるための予算は、先月成立した令和6年度補正予算と、令和7年度予算案に盛り込まれています。
通常国会が今週から始まります。防災、減災のまちづくりを進めるための重要な事業を実施するため、予算委員会でしっかりと審議を重ねていきます。
また、このプロジェクト終了後も、切れ目なく、治水対策と環境の創出を一体的に実施していけるよう、国土交通省京浜河川事務所と議論しました。洪水氾濫等の災害から地域住民の生命、財産、生活を守るとともに、水と緑のオアシスとして、かけがえのない自然の恵みを享受し、次世代により良い資産として継承できるよう、進めていきたいと思います。
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「多摩川緊急治水対策プロジェクト」