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■2010/09/01 『政治を正さなければ、日本は良くならない。』2010年9月号

■政治を正さなければ、日本は良くならない。
ねじれ国会の中で、予算編成作業が進んでいます。予算は、政策を実現するための大きな手段です。しかし、日本が直面する課題を乗り越える予算になっているようには思えません。(本文へ)
■たちまち重版!二宮清純氏も書評で★★★★(4つ星)
■活動報告
■講演活動

■政治を正さなければ、日本は良くならない。ねじれ国会の中で、予算編成作業が進んでいます。予算は、政策を実現するための大きな手段です。しかし、日本が直面する課題を乗り越える予算になっているようには思えません。急速な少子高齢化の進行と巨額な財政赤字を抱える中で、経済はデフレから脱却できないでいます。この日本の現状をどのように建て直し、持続可能な社会を築こうとしているのでしょうか。「強い経済、強い財政、強い社会保障」を目指すことに異論がある人はいないでしょう。問題は、それをどのように実現しようとしているのか。その道筋が、予算編成の過程を見ていても、皆目わからないところに、民主党政権の問題があると思います。日本の抱える課題を直視し、それを解決する具体的な処方箋を描く。政治に求められているのは、問題解決能力です。

衆参がねじれた状況では、数合わせに陥りがちです。だからこそ、政党や政治家の明確な目標やそれを実現していくためのビジョンがとても重要になります。

政治を正さなければ、日本は良くならない。25年前、政治を志したときの私の原点です。今、在野で、ますますこの思いを強くしています。参院選直前に書き下ろした『総理官邸の真実』では、日本の抱える政策課題を整理し、その解決のための私なりの処方箋を提示しました。そして、改革を進めていくための政治主導、官邸主導のあり方を論じています。

政治の閉塞感を打破し、停滞した改革を前に進めていくために、決意を新たに活動を進めてまいります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

■たちまち重版!二宮清純氏も書評で★★★★(4つ星)

『総理官邸の真実』がおかげさまで重版となりました。お近くの書店でお求めください。

「目利きが選ぶ今週の3冊」(日経新聞・7/28)
二宮清純さん(スポーツジャーナリスト)は「『小泉構造改革』と聞いただけで嫌悪感を示すものがいるが、その内実について、どれだけの冷静な議論が行われたのか。改革の中枢にいた政治家の奮闘の記録と提言」とコメント。
★★★★(読みごたえたっぷり。お薦め)の評価をいただきました。

■活動報告

気温30℃を越える日が続く今年の夏。今年も調布、三鷹、狛江、稲城の各市の小学校や自治会で夏祭りが開催されました。太鼓似合わせて涼しげな浴衣姿で踊る皆様とお会いしました。
会話の中心は、やはり政治と経済。いっそう気を引き締める思いを感じた、今年の夏でした。

■講演活動

勝間和代さんがコーディネーターをつとめたエコノミスト・フォーラムでは、東京証券取引所の斉藤惇社長とともに、アジア太平洋における金融の未来像について論じました。
そのほかにも、大学生の集まりから企業研修会、私的な勉強会など各種会合にて講演活動を行っています。政治、経済、社会保障などご希望にあわせてお話します。講師としてお考え下さる方、事務所までご連絡ください。

 

VOICENET2010年秋号.pdf