活動報告

にしみたか学園コミュニティスクール視察

自民党コミュニティ・スクール推進拡充議員連盟で、にしみたか学園三鷹市立井口小学校を視察しました。

コミュニティ・スクールとは、学校、家庭、地域社会がそれぞれ責任と権限を持ち、一緒に子供たちの教育を行う仕組みです。三鷹市は全国に先駆けて、2006年からコミュニティ・スクールに取り組んでおり、2009年には三鷹市すべてに展開されました。なかでも井口小学校は、その先駆けであり、コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育のモデル校です。

現在、三鷹では、コミュニティ・スクールの先の教育の在り方として、「スクール・コミュニティの創造」を掲げています。学校施設を地域の共有地(コモンズ)として開放する取り組みをはじめた井口小学校の放課後を視察しました。

また、貝ノ瀬教育長は、コミュニティ・スクールの肝はコミュニティスクール委員会の「熟議」にあるとおっしゃっています。その「熟議」に、参加させていただくことができました。

今回のテーマは、「コロナ禍後の学校教育とこれからの地域活動との連携」。3つのグループに分かれて議論しました。子どもたち同士、大人と子供、大人と大人、地域に暮らすみんなが交流する場をもう一度つくっていく、ネットワークをつくる、キーマンを探す、心のマスクを外すなど、活発な意見があり、こうした意見をファシリテーターの方が上手にまとめ発表されました。印象に残ったのは、自ら楽しんでいらっしゃる雰囲気、活気あふれる熱い熟議です。

私は、20年前の区割り変更で、府中市から三鷹市に選挙区が変わりました。以来、三鷹の子供たちの学びや育ちを支えようという様々な活動が、学校としっかりつながる中で、コミュニティ・スクールが根付いていく過程を見てきました。

コミュニティ・スクールは「熟議」と「協働」を通して、保護者や地域の方々が責任と権限をもって学校運営に参画できる仕組みである。

そのことをしっかり実感できた視察となりました。

会長を務めるコミュニティスクール推進拡充議連の目的は、こうした素晴らしい取り組みを全国に普及していくことです。現在導入自治体は半分まできましたが、この動きをいかに加速するか、学校教育の充実をいかに地域の活性化につなげるか、質をどう高めていくか、皆で力を合わせ、しっかり取り組んでまいります。