活動報告

福島復興をものづくり中小企業の力で。白河素形材ヴァレー視察

ものづくりの力で風評被害を吹き飛ばし、福島の復興を実現していこう!

東日本大震災、原子力発電所事故によって甚大な被害を受けた中小企業に対し、グループをつくり、産業の復活、被災地域の復興、コミュニティの再生、雇用の維持等をはかっていくことを支援するため、国・県は「グループ補助金」を実行してきました。

2012年、福島県白河市を中心とした鋳造、鍛造、熱処理など素形材産業の10社がグループを結成し、さらに連携を深め、活動を継続していくため「白河素形材ヴァレー」を立ち上げました。株式会社キャスト酒井社長のリーダーシップによるものです。7月26日、第55回目となる会合に参加をさせていただきました。

白河市の鈴木市長も、仕事、産業が地方創生の要であるとの考えから、企業の誘致、域内企業のきめの細かい支援をする産業サポート白河を発足されるなど、積極的な市政運営を進めておられます。

会合に先立ち、市内の企業を訪問させていただきました。

精密板金の株式会社三輪工業は、「だれもが嫌がる面倒くさい仕事をあえて引き受ける」という姿勢を貫いて、非常に高い利益率(損益分岐点は経常利益15%と考えて経営をされているとのこと)を出し続けています。

工場内は驚くほどきれいで、特にお手洗いは、リフォームしたてのように便器がつるつる、ピカピカに輝いていました。

また工場の壁に見慣れた日めくりカレンダーを発見。松下幸之助語録のカレンダーは、わが事務所は1冊ですが、三輪工業さんは17年7月26日、3冊が並んでかけられていました。

産業用ブレーキ特に国内港湾設備クレーンのディスクブレーキ分野では90%以上のシェアを誇る日本アイキャン株式会社の白河工場も訪問しました。

よく港でみかける‘キリン’1機にディスクブレーキが30台位搭載されているとのことでした。

(日本アイキャン株式会社ホームページより)

地元でお世話になっている丸和精光さんも白河市に工場を持たれています。