2月19日から23日まで、「日中与党交流協議会」の初会合に出席するため、中国側の招きにより、中川秀直政調会長、公明党の井上義久政調会長等と訪中いたしました。
協議会の基調講演で、中川政調会長は日中関係について、アジア史上初めて2つの大国による対等な関係の時代に入ったと指摘し、日中経済連携協定の締結や歴史共同研究など「7項目提案」を示しました。また、基金による青年交流、協議会を通じた若手議員交流の枠組みについても提案したところ、中国側もこれら提案に応じ、具体的な取組みが進められることになりました。
この5日間の対話は極めて率直なものでした。日中関係は重要であるということ、新しい歴史的条件のもとで両国が一方的な負けなしの「WINーWINの関係」をつくることが両国のみならずアジア地域全体利益になるという「共通の認識」を確認したうえで、現在の政治関係に関する「意見の相違」について、本音の突っ込んだ意見交換を行うことができました。その中で、「日中与党交流協議会」を与党・政権党の間の新しいチャンネルとして、首脳間メッセージをしっかり伝え合う場とすること、次回東京での開催で合意できたことは、最大の成果でありました。