党国際局で、活発に議員・政党間交流しできた国の一つがドイツです。岸田総理の訪独も間近に迫り、急遽ドイツに。朝5時にフランクフルト着き、ベルリンへ。早速リントナー外務国務大臣にお会いして、日独首脳会談の意義を確認して、インド・太平洋地域をはじめ外交上の諸課題について議論をすることが出来ました。
昨年策定されたドイツの中国戦略で中心的役割を果たしたメルカトール中国研究所フォタリオ所長とお会いしました。中国の専門家である高原明生先生にも同席をして頂き、互いの戦略性と課題について議論が出来ました。
また、ショルツ政権を支える、連邦議会の元ベルリン市長社民党のミュウラー議員、緑の党のサンドラ議員、自民党のフォーゲル議員と2時間以上に渡って懇談をしました。3党連立の苦労が垣間みられましたが、日独連携の重要性をあらためて共有出来る貴重な機会でした。
連邦議会の議員会館も訪れました。
夏休み前の最終盤の議会ですが、社民党外交担当のシュミット議員とは、経済安保を中心に議論し、フォンデアライエンEU委員長の友人でもあるCDUのヴァーデラール副院内総務とは、EU議会選挙の結果の評価とフランスの今後の政局の見方、更には、政権交代に向けてのCDUの基本的考え方をお伺いする事が出来ました。
今回の訪独は、日独首脳会談を控えて議員・政党間交流を深化させると共に、ドイツの研究機関との連携強化も目的です。
日本の成長戦略の重要な柱がグリーン経済への移行ですが、ドイツのGX(グリーン・トランスフォーメーション)の中心研究機関であるヘルムホルツ材料エネルギーセンターを訪れました。企業連携や技術移転の半数は、中小企業で産業界全体でGXを進める姿勢に学ぶべきところがあります。
また、ドイツ航空・宇宙研究センターも訪れ、私の地元のJAXAとも様々な共同研究が進んでいる事が確認できました。ここも中小企業支援にも力を入れていて、新たの価値創造の広がりを感じました。