4月1日より、首相官邸ホームページ内の「社会保障国民会議」ページを一新。私は「国民会議だより」というコーナーを受け持ちます。
国民会議の「国民」というところに、総理の強い思いがあります。一部の専門家が会議室にこもって報告書をまとめるというのではなく、国民の皆さまに社会保障の実態をご理解いただき、望ましい社会保障とはどういうものなのかを考えて頂きながら、制度横断的な骨太な議論をしていきます。会議の運営に当たっては、いろいろな形で国民の皆さまとキャッチボールができるような仕組みを考えていきたいと思います。このホームページもそうした取り組みの一つです。近いうちに、ホームページ上で広くご意見やご提言を伺えるような工夫もしてまいります。皆さまのご意見等をできるだけ反映し、実感を持って頂けるような運営を心がけてまいります。
今、国民の関心は年金・医療・介護などの社会保障制度に集まっています。私は、2月13日に社会保障担当の内閣総理大臣補佐官に就任し、幅広い視点から国民の目線に立って山積する課題を議論する社会保障国民会議の運営を進める責任を担うこととなりました。
社会保障国民会議はこれまで2回開催され、有識者の方々に活発な御議論をいただいているところです。
社会保障制度は、まさしく国民生活に直結するものですから、国民の皆様に信頼されることが何よりも重要だと思います。今後の会議の議論においても、国民の皆様に社会保障の将来像、我々の将来はどうなるかということが具体的に眼に浮かぶように努力したいと思いますし、総理や私も医療など様々な現場にお邪魔し、直接皆様のお話もお伺いしたいと思っております。
また、会議運営に当たり、国民の皆様に社会保障にかかわる具体的な数字や客観的なデータを、できるだけ分かりやすい形で提示させていただいたり、インターネットなどを通じて幅広くご意見をいただきながら議論を進めるなど、皆様とのやり取りを重視した工夫をして参りたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。