活動報告

フィンテック・デジタル広告に関する提言~競争政策調査会

5月29日、競争政策調査会役員会を開催しました。

まず、公正取引委員会が4月21日に公表した、家計簿サービス等やQRコード等を用いたキャッシュレス決済に関する実態調査報告書について説明を受け、出席議員と意見交換しました。

続いて、デジタル広告についての提言について議論しました。昨年12月に競争政策調査会で取りまとめました第二次提言以降、調査会では、デジタル関係について、デジタルプラットフォーム取引透明化法及びデジタル広告について精力的に議論してきました。取引透明化法については、今週水曜日に成立し、第二次提言の内容が着実に進められています。

デジタル広告については、3月以降、事業者ヒアリングなど調査会において、5回の議論を重ねてきました。その中で浮かび上がってきたのは、寡占化が進み、市場の透明性も十分ではなく、市場の質も未成熟な姿です。そこで、競争環境を整備していくにあたっての考え方を整理し、まとめた提言案を本日出席議員と討議しました。本日の議論を踏まえて提言を取りまとめ、政府へ申し入れる予定です。